合格したよ

 セリウムセレン : 大阪府、50歳、男性、広告会社勤務、受験歴3回(一昨年は労基安衛選択1点、昨年は労災選択1点で 足切りにあう)
1. これまでの学習スタイル、学習時間、学習方針など 
・1年目 LEC難波校 通学 (同じ講義を別の講師で何回も聞ける乗入れ制度を活用し、都合4人の講師から毎週同時受講。年間で300回以上講義を聴く。(通常は80回で一巡)
 講義含め年間勉強時間 1600時間。
 全くの初学者で、理解優先のためインプット講義に集中。結果的に理解が散漫になり、逆効果。
 また問題演習が不足で得点力に不安。

・2年目 LEC梅田駅前校 田知本ゼミ 通学(LECの看板講師が初めて、担任制を敷き、前年択一43点以上の優秀な?再受験生のみ集めた講座に合格したので通いだしたが、同級生が若者ばかりでいま一つやる気が出ず)
 昨年の反省と、LECの通学に不足を感じ、評判を聞いて、Wセミナーなんば校で、ビデオ講義による斉藤講師のスーパー答練を併学する。(LEC 日曜 Wセミナー 火金夜)
 スーパー答練は内容が良かったが、さすがに2つのスクールを完璧に復習は出来ず、結局中途半端に終わる。また、ビデオをブースで一人で見るのは、モチベーション維持しにくかった。
 学習時間は1500時間

・3年目 受講生仲間から評判を聞き、IDE社労士塾 大阪校 通学 (日曜)再受験生ばかりで、しかも中高年が多く、受講しやすかった。
 井出講師の講義が素晴らしく、非常に理解が進んだ。
 また秋から過去問を1問1答形式で、論点を確認しながら消化していったので得点力が大幅にアップした。模試で60点が取れるようになった。 
 最終的には、7年分の過去問は95%の正答率で、とけるようになった。
 意識して回答するスピード力をつけたので、6回受けた模試はすべて択一が2時間でできるようにな
った。
 学習時間1400時間2.合格の勝因、合格のため特に苦労したこと、受験生へのアドバイスなど
 社労士試験の特徴をよく把握し、出題されないようなことを無暗に暗記したりせず、また過去問で正
解肢で出題された論点が、×問で問われた時に対応できる応用力を意識して勉強する。
 過去2年、選択式で基準点未達により失敗したので、選択式対策は入念にした。
 普段の答練や模試でも必ず科目で3点以上得点をこころがけ、貫徹した。

3.Tome塾の利用方法、感想など
 会社の昼休みに必ずTomeさん問題を解き、正解し続けることをはげみとした。
 良心的な解説で、論点がわかりやすかった。
 ただ、文字がバラ打ちで読みにくかったところが残念。

4.今後の予定、その他
 合格まで3年もかかってしまったので、せっかく苦労して獲得した資格を活用すべく、開業を目指したい。
 
 セリウムセレンさん 合格おめでとうございます。
 仕事との両立でしかも学習時間を1000時間以上確保するのは大変であったと思います。
 通学主体に書かれていますが、それ以外の、普段の学習努力にはものすごいものがあり、それが実を結んだものと思われます。
 そしてさらに、その間ずっと高いモチベーションを保ち続けられたことにも敬意を表します。
 過去問学習では、誤りの問題こそが重要ですね。どこの部分がどのように誤っているのか、どうすれば正解となるのか、そこまでつきつめて学習すべきですね。
 これは知識を問う問題なのです。
 一方、正解肢は受験生にとっていかなる意味があるか。
 ここが非常に難しいのです。条文と一字一句も違っていなければ、正解です。しかし、ほとんどの問題はそうではなく、何がしかの不足がある、あいまいな表現もある。
 しかし、明らかな誤りとはいえない、あるいは出題者がここだけはいいたいと思っている部分を察してあげると、少なくともその部分については誤りとはいえない。
 それが正解肢なのです。
 正解とするには、知識というよりも、出題者の意図を察知する能力や想像力、あるいは判断力、最後には勇気も必要なんです。
 セリウムセレンさんは、そこのところで何かの極意を会得できたのでしょう。
 これが最大の勝因です。
 今後のご活躍を祈っております。

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